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樹木(植物)が光合成を行うことは、よくご存じだと思います。
葉の気孔から二酸化炭素を取り入れ、根から水を吸い上げ、葉緑素の働きと太陽
の光エネルギーとを利用して、炭水化物(ブドウ糖)を作り、酸素を放出します。
さらに、樹木はこのブドウ糖を元にして、二次的にさまざまな成分を作りだします。
そして、当然ながらこれらの成分は、樹木の生命を支えるためにとても重要な働きを
しているのです。
たとえば樹体を形成するための成分として、セルロース、ヘミセルロース、リグニン
があり、これらは主要成分と呼ばれています。また、樹木自身の生理作用に関係す
るものとして、フィトンチッドなどの成分があり、こちらは微量成分(抽出成分)と呼ば
れています。この『主要』とか『微量』とかの分類は、樹体構成成分の比率によるもの
です。木材の化学組成において、主要成分は全体の90%以上を占めており、一方の
微量成分は全体の10%程度です。したがって、量的な比較で微量なのであって、その
重要度を意味するわけではありません。なくてはならない存在なのです。
フィトンチッドが作られる仕組みをまとめたのが、以下のフロー・チャートです。
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