主要樹種の精油成分 (葉油および材油)



 主な樹木の『葉』および『材』から採取した精油の主要成分をご紹介しましょう。
 フィトンチッド基礎講座 (4) 精油として利用されるフィトンチッドの項 で説明したよ
うに、樹木の場合、一般に精油は『葉』に多く含まれます。
 また、『葉油(ようゆ)』は揮発性成分の割合が『材油』に比べて高いのが特徴です。



主要樹種の葉油成分

樹種名

含有率

主要成分

スギ

2.9

4-テルピネオール、α-ピネン、リモネン、サビネン、
γ-テルピネン、エレモール

ヒノキ

3.8

α-テルピニルアセテート、サビネン、
4-テルピネオール、リモネン、エレモール、α-ピネン

ヒバ

1.3

サビネン、4-テルピネオール、
α-テルピニルアセテート、γ-テルピネン、エレモール

ニオイヒバ

3.8

cis-ツヨン、フェンコン、ボルニルアセテート、
4-テルピネオール、α-ピネン

ネズコ

4.0

ボルニルアセテート、4-テルピネオール、フェンコン、
α-ピネン

モミ

0.9

α-ピネン、リモネン、ボルニルアセテート

トドマツ

7.6

ボルニルアセテート、リモネン、カンフェン、
β-フェランドレン、α-ピネン

ハイマツ

1.9

ゲラニルアセテート、ゲルマクレンD、β-エレメン

クスノキ

2.3

(+)-カンファー、カリオフィレン、リモネン、α-ピネン、
ゲルマクレンD

ユーカリ

3.2

1,8-シネオール、α-テルピニルアセテート、α-ピネン、
α-テルピネオール


*
新鮮葉の絶乾重量に対する平均割合 (%) 測定時期 7月


*
『精油の利用』 大平 辰朗 日本木材学会第6期研究分科会報告書 V
 72頁 第2表 (日本木材学会 1999年) より引用(転載)







主要樹種の材油成分

樹種名

含有率

主要成分

スギ

0.1〜1.0

δ-カジネン、β-オイデスモール、α-ムロレン、
クリプトメリオール、クリプトメリジオール

ヒノキ

1.0〜3.0

α-ピネン、テルピネオール、リモネン、δ-カジネン、
δ-カジノール、T-ムーロロール

ヒバ

1.0〜1.5

α-ピネン、ツヨプセン、セドロール、ウィドロール、
カルバクロール、ヒノキチオール

クスノキ

2.0〜2.3

(+)-カンファー、1,8-シネオール、サフロール、リモネン、
リナロール

コウヤマキ

1.0〜2.0

セドレン、セドロール、フィロクダデン

サワラ

0.5〜2.0

α-カジネン、α-カジノール、δ-カジノール

ネズコ

0.7〜1.0

α-ピネン、カンフェン、フェンケン、ボルネオール、
ネズコン

アカマツ

1.0〜3.0

α-ピネン、β-ピネン、ミルセン、リモネン、リナロール

ベイスギ

0.1〜1.0

β-ピネン、ツヤ酸メチルエステル、ツヤ酸、ネズコン、
α-ツヤプリシン

ダクラスファー

0.1〜0.2

カンフェン、ゲルマクレン、δ-カジネン


* 絶乾重量に対する割合 (%)


*
『精油の利用』 大平 辰朗 日本木材学会第6期研究分科会報告書 V
 72頁 第1表 (日本木材学会 1999年) より引用(転載)



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